Aperture2 & GPS-CS1KSP
先月のグランドサークルツアー前に、yamakenさんのススメに従い、
日本からわざわざニャマヌラ氏にGPS-CS1KSPを購入&持参してもらいました。
御利益は前4エントリ&Flickrアルバムの通り、撮影場所を
地図情報として写真に埋め込めるので、効果、満足度ともに抜群。
Photographerの必須アイテムだろう、とまで思ってしまうほど。
ボクはOS雑食科なので、自宅ではMacメインでVistaサブ、
サーバはGentoo Linux ;-)
その流れで、写真管理・補正はMacでAperture2という環境ですが、
このSONY製品はバンドルソフトがWindowsオンリーなのです。
故に、Macで同じことをやろうとすると作業が煩雑になってしまいます。
素晴らしいGPS製品なのに、なんとも惜しいことだ。
デジカメからAperture2に直接取り込んで、補正と管理、そこから
幾つかの写真はAperture2から直接Flickrへアップロードしてました。
この、スマートなフローが「GPS情報を組み込む」作業を追加した
事により、上記の具合に崩れ去ってしまいました。
一番気にくわないのは、デバイス類(カメラとGPSユニット)から、
マッチングの為に、それぞれの生データを一時フォルダに取り込ま
なくてはならない事。
このフォルダ上でGPS BabelとGPS PhotoLinkerを使ってGPS情報
の埋め込みをした後、Aperture2にようやく「取り込み」となります。
うーん。イケてない。
イケてないよ、コレ。
でも、ここでふと思った。
アメリカ人が、こんな面倒な事を自らススんでやるかなぁ。と。
彼らなら、もっと合理的なやり方を見つけるハズだよねぇ。
GPS情報付きの写真なんて、FlickrにもPicasaにも沢山あるし、
そもそもSONY以外のGPSユニット(Garminとか、色々)の方が、
アメリカでは主流なのです。だからSONYのバンドルがWindows
オンリーなんてのは全く関係ない。絶対なんか別のフローがあるハズ!!
「フォース(英語)でもう一度ググってみるのだ」
オビワンからの声が聞こえた。
確かに聞こえた。ような気がした。
あるやんけ。
GPS情報埋め込み = Geo Taggingというキーワードに辿り着くのに
少々時間が掛かりましたが、素晴らしい記事が見つかりました。
このアプローチに従えば、
- デジカメから直接Aperture2に取りこめる
- Aperture2のライブラリを、外部から編集(GPS情報を追加)できる
- なによりAperture2を、写真管理フローの中心に置いておける!
これだ。欲しかったのは。

非常にスマートです。
この素晴らしいフローを実現してくれるのが、Ovolab Geophoto
というアプリケーションです。たったの、$24.95。
一点だけ、「既知の不具合」として挙げられるているのは、Ovolab Geophoto
上で写真を拡大する時、一部のファイル(NIKONの.NEFも該当だった)で、
写真本体じゃなくて、粗いサムネイルファイルが拡大されてしまうというモノ。
自分の場合、OvolabはGPSデータの組込にしか使わないから問題ナシ。
開発者はコレを既知の問題として認識しており、将来のリリースで修正する
そうです。直ったら別の使い方ができるかもしれないから、律義にしっかり
修正してください。(_ _)
This is a known problem with some RAW image formats, like Nikon .NEF, that are TIFF-based, and look superficially like TIFF files, confusing Geophoto's preview feature into loading the low-resolution thumbnail embedded in the file, rather than the real thing. We plan on addressing this issue in a future release.
引用: Ovolab Forumより
備忘録も兼ねて、具体的なワークフローを以下に纏めてみました。
上記リンク先の英語情報と基本的には同じ事を言っています。
どこかの誰かのお役に立てば良いな、と。 (-人-)
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1. Ovolab GeoPhotoを起動
![]()
Ovolabを起動した後、Mediaボタンを押します。
すると、多少読み込みに時間が掛かるかもしれませんが、
下記のような別ウィンドウが開きます。

ここにあるApertureの項目から、Aperture2の
プロジェクトやライブラリにアクセスする事ができます。
2. 写真を選択

上記では、_GPSTESTというプロジェクトから
写真を選んでいます。
GPS情報を埋め込みたい画像ファイルを、ココで選択します。
今回は、3枚全部にGPS情報を埋め込みたいので「すべて選択」
しています
3. GEOPHOTO LIBRARYにコピー

アプリケーション左側に、上記のようなディレクトリが表示されています。
先ほどApertureのプロジェクトから選択した画像ファイルを、このPhotos
の上あたりまでドラッグ&ドロップしてきます。

すると、上記のように写真枚数が表示されると共に、アプリケーション
の下段にコピーされた写真が表示されているはずです。

4. GPSユニットからGPS情報を取り込み&埋め込み
アプリケーション下段に表示されている画像ファイルのうち、
GPS情報を埋め込みたいものを選択します。
おそらく、すべて選択された状態になっていると思います。
また、大半の人はこの状態で問題無いはずです。

この状態で、Itemメニューから、Match Items to GPS Trackをクリックします。
すると、下記のようなウィンドウがポップアップしてきます。

ここでウィンドウ上段のChooseをクリック、GPSユニット
を選択して、該当のGPSログを選択して下さい。
かつては、OSXからこのGPSユニット(SONY GPS-CS1KSP)を認識
できない時代があったようですが、本投稿時点では問題なくLeopard
(10.5.4) 環境で認識されています。
どうやら、ログファイルは複数選択はできない様ですので
複数ファイルにGPSログが分散している場合は、前もって
一つに纏めておいた方が良いでしょう。
例) シェルから、# cat *.log > consolidate.log とか
ログを読み込むと、おそらくFile Format: の欄はSONY GPS-CS1
と表示されていると思います。
この瞬間、撮影時間とマッチするログがきちんと読み込まれていれば、
アプリケーション下段の画像ファイルに下記のようなオレンジチェック
が表示されます。
これは撮影データとGPSのマッチが終わったよ、と言うことです。
たぶん、そうです。

表示されている時間がアレげですが、説明すると難しい事になるので
無視しましょう。てか、きちんと説明できません。(_ _)
中には左下にオレンジチェックがない画像があるかもしれません。
たぶん、あると思います。特に最初と最後、あるいは片方。

そんな時は、その画像を選択したあとで、左下の
Save this photo's location をクリックしてあげてください。
たぶん、ほかの画像と同じ状態になるでしょう。
全部にオレンジチェックが入ったことを確認したら、
アプリケーション右下のApplyをクリックしましょう。
5. Aperture2のマスターファイルをアップデート
ここでAperture2のマスターファイルを更新する必要があります。
アプリケーション下段に表示されているファイルのうち、アップデート
したいファイルを選択して(大半の人は、これもすべて選択だと思いますが)
右クリック(MacBook/MacBookProの人は二本指クリック)して下さい。

Update * Original Items with Location Information を実行してください。
*には選択した写真の枚数が表示されます。
ここでOvolab Geophotoの仕事はオシマイです。
アプリケーションを終了してください。
Saveは任意で良いでしょう。
GPS情報自体は既に画像ファイル自身に埋め込まれていますので、
ここでSaveしようが、しまいが関係ありません。
6. Aperture2でマスターファイル再読み込み
ここまでの作業で、画像のマスターファイル(EXIFに)にはGPS情報
が埋め込まれましたが、Aperture2はまだそれを認識していません。
EXIFを再度読み込み直す必要があります。
該当のProject/Libraryから画像を選択して、右クリック。
(Macの場合、右クリックって言って良いのかいつも悩みます)

マスターからEXIFをアップデートを実行します。
するとメタデータの経度と緯度に数字が入っているはずです。

もし、経度と緯度の項目が見当たらない場合は、画面左下のEXIF
をクリックして、経度・緯度をメタデータとしてAperture2に表示
させるように設定して下さい
ここから先は、Aperture2にFlickr Export for Apertureをプラグインとして
導入している事が前提条件です。
Flickrにアップロードする必要がない場合は、ここで作業は終わりです。
お疲れさまでした。 (*) Flickr Export for Aperture: £14
7. Flickr側の設定確認
GPS情報付きでFlickrにアップロードする場合、Flickr側でも一ヶ所だけ
設定を変えておく必要があります。
まだ、やってない場合はやっておきましょう。
Flickrのメニューから、
You >> Your Account >> Privacy & Permissions
>> Import EXIF location data
これをYesに設定します。

現在のデフォルトがどうか分かりませんが、自分の1.5年前に
契約したアカウントではデフォルトOFFでした。
これで、Flickr側の準備はOKです。
8. Aperture2からFlickrへアップロード
Aperture2上でアップロード対象にしたいファイル(複数可)を選択して、
右クリックメニューから、書き出す >> Flickr Export を選択。

この後は必要情報を設定してアップロードしてください。
ここの説明は割愛します。
9. Flickr上の地図
アップロードが終わったら、実際に該当写真を見てみましょう。

Taken onの右側に、mapと表示がでています。

それをクリックすると、組み込んだGPS情報にしたがって、
Yahoo Map上で表示されます。

これで地図情報付き、写真アップロードは完了です。
実際のアップロード写真はこちら。
テスト画像は、D3ではなくて、Ricoh GR Digitalの画像ファイル
を利用しました。(_ _)
FlickrはYahooに買収されてしまったので、ここはやむなく
Yahoo Mapなのです。
アメリカだとYahoo Mapでも良いのですが、いざ日本地図を
観に行くと・・・しょぼい。
(せっかくならGoogleがFlickrを買ってくれれば良かったのに)
タグとして、Google Mapへのリンクを埋め込む方法もあるようなので、
これは追々調べていこうかなと思ってます。
来年、日本に帰る前までには。。

コメント[4]
これだよこれ!
探してたのはこれですよ!!!!
有益な情報ありがとう!!!!!
Posted by Te2 at 2008年7月27日 10:50 | 返信
Te2さんにクリーンヒットとは(笑)
お役に立てて良かったです(_ _)
このアプリかなり良い感じで、満足してます。
Google日本語で検索する限り、GPS Babel+ と
GPS PhotoLinkerが、いわゆるMacスタンダードなのかと
思い込んでました。が、Macは英語圏に出て行くと、もの
すごい情報量なんだな〜と改めて。
GPS取り込み&マッチング機能と、Flickr Uploadの機能は、
是非Aperture3で取り込んで欲しいです(笑)
無理かな・・・やっぱ。
Posted by うぇ at 2008年7月27日 11:58 | 返信
なんとビックリ。
こんなスマートなものがッ!!!!!
http://blog.goo.ne.jp/hira_kei/e/4a5bf8c6108e600c6f9f2fdb9b8d31b3
Posted by Te2 at 2008年9月14日 09:41 | 返信
ホットシューに搭載!
ちょっと頭でっかちになるけど、その場でGeo Tagging
されるのは便利ですね。
とりあえず、誰かのレビュー待ちですかね。
てか、Te2さん、お願いします(_ _)
GPSって、電源ONにしてから衛星を捕まえるまでに少し時間が
掛かるので、都度電源ON/OFFするシチュエーションでどういう
感じになるのかが気になります。
被写体が目の前にいるのに、電波の受信待ちとかちょっと悲しい。
Posted by wem at 2008年9月14日 12:02 | 返信
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